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今どき「レスポンシブ対応」を売りにする制作会社は要注意!

今どき「レスポンシブ対応」を売りにする制作会社は要注意!本当に見るべきポイントはUX設計

ホームページ制作会社からプレゼンテーションを受けた際、自身満々に「レスポンシブ対応です!」と説明を受けたのではなでしょうか。そのような業者は注意が必要かもしれません。

💡 レスポンシブ対応とは、パソコン・スマホ・タブレットなど、画面サイズに合わせて自動で見やすく表示が変わる仕組み のことです。

非常に大切な仕組みですが、実はレスポンシブ対応はもはや最低限の標準仕様
スマートフォンで評価されるのは モバイルUX最適化・速度・構造化データ・導線設計 です。
いまだに“レスポンシブ対応を売り”にしている会社は、当たり前のことを特別に見せているだけで、技術や提案のアップデートが止まっている可能性があります。

本記事で提案を受けた業者が、先生と付き合うべき業者・担当者なのかをしっかりと見極めてください。

目次

なぜ「レスポンシブ売り」の業者が危険なのか

ホームページ制作会社のサイトや、プレゼンテーションで、いまだに「レスポンシブ対応します!」「スマホで見やすいデザイン!」というコピーを見かけます。しかしレスポンシブ対応については、2015年以降は標準仕様で、2018年のモバイルファーストインデックス導入以降は非対応が明確に不利。
流れの早いWEB業界で10年前に仕様が決まった“レスポンシブ対応を売り”にしている会社は、他に売りがないのだろうと疑ってかかる必要があります。

「スマホで見れる」だけでは成果は出ない

成果が出るかどうかは、単なる縮小表示ではなくモバイル行動の設計次第です。チェックすべきは次の通り。

  • 親指で押しやすい位置に固定CTA(予約・電話・LINE)があるか
  • ファーストビューに明確な訴求+CTAが入っているか
  • LCP/CLS/FIDなど読み込み速度・視覚安定性が最適化されているか
  • フォームの項目数やタップ領域が離脱を起こしにくい設計になっているか
LCP/CLS/FIDとは

これらは 「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」 と呼ばれる、Googleが重視する3つのサイト速度・快適さの指標です。

💨 LCP(Largest Contentful Paint)

「ページの主な内容が表示されるまでの速さ」
ユーザーが「ページが開いた」と感じるまでの時間です。
⏱ 目安:2.5秒以内が理想

🎯 FID(First Input Delay)

「最初の操作(クリック・タップ)に反応する速さ」
リンクを押しても反応が遅いと、この数値が悪くなります。
⏱ 目安:100ミリ秒以内が理想

📐 CLS(Cumulative Layout Shift)

「読み込み中に画面がズレないか」
ページの途中で画像や文字が動くとストレスになります。
📏 目安:0.1以下が理想

「レスポンシブ売り」業者にありがちなパターン

特徴内容
テンプレ依存既成テーマの差し替え中心。要件を満たす独自設計が弱い
表面重視デザイン優先でUX・SEO・構造化データに踏み込めない
古い技術jQuery前提でモダンHTML/アクセシビリティ未対応
検証不足実機テスト・端末別CV検証がない/速度対策が甘い

今のSEOで評価される「モバイルUX最適化」

  • 速度最適化:LCP改善(画像最適化・上位コンテンツの先読み・CLS対策)
  • 導線設計:ヒートマップでスクロール到達率を見てCTA位置を最適化
  • 情報設計:見出し階層と構造化データで検索理解を補強
  • 分析運用:GA4+Looker Studioで端末別CVを定点観測し継続改善
  • フォーム最適化:入力支援・バリデーション・項目削減で離脱率低減

評価されるのは「スマホで行動したくなる体験」。見えるだけのレスポンシブは出発点にすぎません。

制作会社に必ず聞くべき3つの質問

  1. モバイルCVRをどう上げますか?(設計〜検証〜改善の具体策)
  2. コアウェブバイタルをどう改善しますか?(手順と指標の提示)
  3. スマホのファーストビュー設計は?(訴求・CTA・読み込み順序)

この3問に具体的に答えられなければ、その制作会社は先生の貴重な時間を奪うだけの業者の可能性が高いです。

まとめ:見るべきは“スマホ対応”ではなく“成果設計”

「レスポンシブ対応します!」は最低限の宣言にすぎません。
2025年の選定基準は、UX設計力/速度最適化/構造化データ/分析運用力の4点。ここを提示・実装できるパートナーを選べば、スマホで反響が取れるサイトに育てられます。

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